現地再生民家:蛮風亭

ーーー

甲州街道沿いに典型的な養蚕型農家を、週末利用のアトリエとして再生。内部は外観から想像できないような、オープンな空間と耐震補強のための思い切った架構になっている。妻側に構造補強用の斜めの方杖材を覆う竹垣が見えている。

完成年 2008年3月
地域 大月市
工事概要 養蚕型農家の現地再生
用途 イラストレーターが週末に利用するアトリエ
設計 一級建築士事務所アルケドアティス 網野隆明
掲載誌 古民家スタイル No.10 (2008年9月刊)

ーーー

元は土壁をトタンで覆っていた。柱や梁が補足、構造強度の弱いつくりだった。この弱点をどう克服するかが、再生にあたっての課題となった。

ーーー

構造補強として、屋根を支える棟木・母屋をベンガラで赤く塗った丸太で斜めに突き上げている。丸太が地面から家の中を貫通するという大胆で遊び心のある構造デザイン。

ーーー

2Fは部分的に床を残し、青竹で囲んでアトリエ的な空間とした。赤い方杖が家を貫通しているのが分かる。


もとは多くの部屋に仕切られていた1Fもオープンな空間とした。左奥にある和室だけが建具に囲まれ、厳冬期に籠る部屋となっている。