文化財保存修理/茅葺屋根・水車:八田家書院(山梨県指定文化財)

江戸初期に建てられた中世の豪族屋敷、八田家御朱印屋敷に付属する別棟書院で、書院建築の秀作。山吹色の京壁が美しい。洗練された素材を適材適所で使っていることはもとより、柱の太さ、面の大きさ、天井高、内法の高さなど、全体としてプロポーションにおける美しい比例関係が実現されており、大いに学ぶべき点がある。間取りは東西三列と玄関という簡素なつくりで、上級武士を招いた時の接客や応待の場であったと考えられる。

地域 笛吹市石和町
完成年 2000年
工事概要 既存の書院の改築
備考 山梨県指定文化財
参考URL 笛吹市のサイト内の記事へ

三間続きの座敷。欄間が美しい。

三間続きの座敷。欄間が美しい。

床の間の柱は創建当時のもの。400年の歳月が経過し、黒光りしている。

床の間の柱は創建当時のもの。400年の歳月が経過し、黒光りしている。

虎の子の襖絵。

虎の襖絵。

茅葺き葺き替えの記録。古い茅や土を落とし、土壁の竹小舞と茅屋根の竹下地からやり直す。

八田家書院の茅葺き葺き替えの記録。古い茅や土を落とし、土壁の竹小舞と茅屋根の竹下地からやり直す。

[caption id="attachment_507" align="alignnone" width="420" caption="入母屋の竹下地は複雑で美しい。"]入母屋の竹下地は複雑で美しい。[/caption]
ヨシを置いた上に茅を並べ、縄でしばっていく。

ヨシを置いた上に茅を並べ、縄でしばっていく。

屋根の平たい面の下の方から棟の方へと、茅を縛っていく。

屋根の平たい面の下の方から棟の方へと、茅を縛っていく。

丸太で足場を組みながら、上へと移動していく。

丸太で足場を組みながら、上へと移動していく。

棟まで一通り茅がついた。

棟まで一通り茅がついた。

竹で棟をきれいにおさめていく。

竹で棟をきれいにおさめていく。

茅を切りそろえ、きれいに整えていく。

茅を切りそろえ、きれいに整えていく。

美しく仕上がった棟飾り

美しく仕上がった入母屋。家紋入りの棟飾りが美しい。